ノコヘリカブトガメ 【追記あり】
2011年 06月 18日
ちょっと前にきましたねぇ・・・ラティス。
ノコヘリカブトガメですよ。
EUCBだそーです。
かっちょいいよねー
その、ノコヘリカブトいるもんね。
ほら、
じーさん(笑)
ノコヘリのじっさま、元気ですよ。
そーそー、じっさま、項甲板があるんですよね〜。
普通、ノコヘリカブトガメにはないんですよ。
じゃあ、じっさまはノコヘリじゃないじゃん!と言うとそーでもない。
なんでもクイーンズランド州の個体の10%ほどは項甲板があるそーです・・・・
よくわからんですよね〜
項甲板のある、なし、なんて種として物凄い違いだと思うんですけど。どーなんでしょ??
Australian Freshwater Turtlesのラティスのページに載ってるEuchelymys spinosaという亀の標本です。
これ、項甲板ありますよね。
これ、今はラティスと同一種になっちゃってるみたいなんですが、、
これがその10%ほどの・・・だと思うんですが、別種または別亜種でいかんのでしょうかね??
いろんな写真見てると、他にも何タイプかいますよね??
ということで、じっさまはフツーのノコヘリではないなーと、思ってましたが、まぁいわゆるノコヘリカブトガメで間違いはないので、、、いっか・・・(苦笑)
お腹。真っ黒くはないが、白くもなく、、、、
と、前置きはこんぐらいにして、、、
ノコヘリカブトガメ(Wollumbinia latisternum)EUCB
あれは先々週末のことかな、、金曜の夜から月曜の夜までバッタバタだったのは・・・
もんのすごく疲れた(苦笑)。
なんだかんだありまして、先週末に我が家にも来ましたよ。
僕の口座の残高がえらいことになってます・・・(汗)
これは項甲板が無い、いわゆるノコヘリカブトガメらしいノコヘリカブト(苦笑)
ノコヘリってますね。
ただ、ちっこいです・・・
ベビーなのでホントに神経使います・・・
【追記】
項甲板のあるなしについて、様々なご意見をSNSでいただきました。
項甲板のあるなしで別種と認めるのは・・・
・項甲板のある個体群がある程度まとまった区域に存在し、なおかつその特徴が他の区域の個体には全く見られないような場合にのみ、亜種程度での区分をする研究者がいるかもしれない。
小さな池でそこの個体だけその特徴が見られる程度のレベルではありえないということです。
・さらに、クイーンズランド州の10%というくだりではクイーンズ州でランダムに10匹捕獲した場合、1匹程度 項甲板がある個体が見られる・・ということで、それ以上の意味はなく、これは言ってしまえば甲ズレと同じ感覚で良い。
・これは「遺伝的多型」というもので、日本人でも、耳垢が乾いている人と湿っている人がいること、あるいは一重瞼と二重まぶた、血液型のRHがプラスのひととマイナスの人がいるとう話と同じレベルだそうです。
・Euchelymys spinosaはラティスの項甲板を持つ種としてGray(1871) により付けられた学名で、現在はMyuchelys latisternum の新参シノニム扱いで,このタイプのノコヘリカブトガメを独立種として扱う研究者は最早いません・・・
ということです。
めっちゃ勉強になりましたよ。
ということで、じっさまは「種」としては「ノコヘリカブトガメである」という意外言いようがありません。
あとは、どこまで「こだわるか」だけの話ですね。